スポーツレーナーのメンタルトレーニングとは?

恩師との再会でスポーツトレーナーとしての成長

帰国後、私は昔お世話になった長谷川コーチに再び会い行くことになりました。所在地を調べたところ、幸運なことに電車で20分の場所に株式会社シンパシィ・ユニオン能力開発トレーニング教室を営んでいることを知り、早速連絡を取り、ことの経緯をお話し、13年ぶりに長谷川先生に再開することができました。

長谷川式メンタルトレーニング法による能力開発術

ここシンパシィ・ユニオンさんが提供されている能力開発は長谷川式メンタルトレーニング法と言い、非常に興味深く、メンタルトレーニングと言えば心理学が中心であると思っていましたが、そうではありませんでした。

その方法は大脳生理学的アプローチ法でアスリートや受験生、社長さん、学校の先生など様々な業種の方々が自身の能力開発のためにトレーニングを受けに来られていました。

スポーツレーナーにおけるメンタルトレーニングと目標達成の原理

ベータ波とアルファ波の人間の身体の影響

少し説明すると...

人間の身体(筋肉=運動/行動)は脳からの情報を、電気信号を送って動いていますね!

その情報に不安や心配などのプレッシャーが含まれていたら、脳内ではベータ波支配と言って筋肉を固くする信号を送ります、これを私達は緊張状態と呼んでいます。

逆に、何も考えないでただやること(対象)にだけ意識を向けていれば、アルファ波支配となり脳内で作られたイメージがそのまま筋肉に伝わります。この時、無心や集中状態と呼び、動きは自然で流れるようになる訳です。

アルファ波の利点は他に、勉強では習った事が、今まで脳細胞に記憶されていた情報と繋がり直ぐに理解できたり、テストなど問題に対して脳内の記憶情報と直ぐにリンクして答えを出してくれる。

直感や閃きが冴えイメージが鮮明になり目標達成が早くなる効果もあります。

意識性による運動の向上

あと、面白い!!! と思ったのは

意識性です。意識は頭にあるものだけと思っていましたが、筋肉にも意識性があり、筋活動に意識性のトレーニングをすることで、身体の動きが軽くなったり、狙った所に打てるやコントロールが抜群に良くなるなどスーツ選手にとっても目から鱗の情報満載!!!

多くの人々はスランプや頭打ちといった現象にぶち当たります。そして、一日も早くそこから抜け出したいと思っています。カウンセリングを受けようか?でもこころの病とは認めたくない。そのままずるずる時間だけが過ぎてしまう。

結局、人間の成功はアルファ波かベータ波のどちらか、二つに一つなんです。

メンタルトレーニングでの痛みのコントロール

痛みのコントロールも同様、例えば慢性通の原因は、普段の意識で「動作=痛みあり」を記憶させてしまう習慣作りをしています。

それは治療院でも同様。

記憶は習慣が作り出すものなので、如何にして「動作=痛み無し」を作り出す習慣を指導できるかにかかってきます。

人間の身体は脳からの電気信号で動いています。なので、電気のようにスイッチオン!!!

変わるのも早いってことが長谷川式メンタルトレーニングの魅力ですね。

私は話を聞いて、もっとこの長谷川式メンタルトレーニングを深く学び、その技法が使えるスポーツトレーナーになろうと勉強させて頂けることになりました。

日本のメンタルトレーニングは心理学ベース、この長谷川式メンタルトレーニングはまだまだ日本に浸透していない。

しっかり学んで、多くの人に伝えていこうと思いました。

次回はスポーツトレーナーが持つべき武器についてお話ししたいと思います。